テレビの無い生活

僕の子どものころは衆議院議員選挙は中選挙区制で、
当たり前のように自民党が第一党、社会党が第二党で、
当たり前のように父の支持する民社党候補は落選して、
でも「どうして自民党がいつも勝つんだろう」という疑問はそのころからありました。
世の中の仕組みが少しずつわかりかけているのが現在の僕で、
「自民党がいつも勝つ理由」も少しだけわかった気になっていたのですが、
よくわかる前に、過去形になりました。
 時代は随分と変わったんだね~
「時代が変わったから選挙結果も変わった」と表現するほうが正確かと思いますが。
僕も変わりました。
老けました。
・・じゃなくて、生活様式が変わりました。
選挙速報はテレビで見て、選挙結果は新聞で見るのが「普通」だったんですが、
今はどちらの情報もインターネットで仕入れてきます。
新しいパソコンにはTVチューナーは無く、
平行ケーブルの銅線をネジで止めて接続するような古いテレビは埃をかぶったまま、
お金が無いのと片付けがメンドクサイのとで新聞を取らなくなってから早幾年、
それでも部屋にはモノが溢れていてなかなか減ってくれません。
 減るのはお金ばかり
 増えるのは歳ばかり
減らす努力が決定的に足りない、ということに尽きるんですけどね。
それにしても、
テレビの無い生活をしていて、そのことにあまり不満を感じない、
というのは昔の僕からは想像もつかなかった変化です。
昔の僕はいわゆる「テレビっ子」でして、
ニュースやらアニメやらバラエティやらスポーツやら、
情報はなんでもかんでもテレビから、
暇さえあればとにかくテレビ、家に帰ればとにかくテレビ、
無人島に家電をひとつだけ持って行くとしたら「テレビ」、
そんな、テレビ中心の生活だったわけです。
そんな「テレビ」プラス「新聞」の機能がインターネットに集約されて、
「新聞を取らないといけない」強迫観念から解放されたのに続き、
「テレビを見なきゃ死んじゃう」思い込みからも抜け出したのですが、
(おそらく既に抜け出していたのだと思いますが)
その代わりに「インターネット」への依存度は増してしまい、
「パソコンが壊れると自我が壊れる」病にかかってしまい、
お金も無いのにネットカフェに行かないと気が済まなくなってしまったのでした。
一応、テレビを買わないのは「地デジ」対策ということにしていますが、
それより以前にお金が無いのが言うまでもなく一番の理由ですが
今の調子だと2011年になってもテレビを買わない可能性大です。
それでも一応テレビを買えるお金くらいは貯めておくことを目標にします。
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