カウンセラーかなりんの遊々随想

ナイーブ・リアリズム

 社会心理学に「ナイーブ・リアリズム」という言葉がある。人は誰でも「自分だけは他者と違って、外界の事物を客観的事実そのままに見ている」のだと思っている。そして「自分の態度、考え、好みなどはそうした冷静で歪みのない理解の結果だ」という信念を持っている。その信念のことを「

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自己中に乾杯!

 今日は仕事で一日中外出していた。移動はJRと東京メトロ、そして途中短い区間だったがバスにも乗った。「事件」は、そのバスの中で起きた。 そのバスは、夕方だったせいか結構混んでいた。通路に立っている人も多く、私もちょうど真ん中の柱のあたりに窮屈に位置取りをした。それ程

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「うだうだ」の効用

 以前、一人暮らしの90代の伯母が脚の骨折で入院した時のことである。今の病院は、高齢者だからといって、完治するまで置いてくれたりはしない。ひととおりの治療が終わると一週間くらいで退院を勧告され、その後のリハビリテーションのための転院先も決まらずに、困ってしまって、専属

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年の初めに

 皆さま、明けましておめでとうございます。 それにしてもお正月のお休みって、どうしてこんなに逃げ足が速いのかしらねえ。。あっという間の三が日。そして今日は早くももう仕事始め。 といっても私の仕事始めは明日。最後のお休みとなった今日は、朝から新宿に映画を観に行った。伊

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自由と不自由の間

 何やかんややっている間に、今年最後のブログになった。CSNを立ち上げて最初にブログを書いたのは、辿っていってみると設立1年後の2005年3月5日。かれこれ10年間ブログを綴ってきたことになる。 その間にmixiとかFacebookとかのSNSなるものが普及し、ブログ

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背骨伸ばして身を保つ

 昨日の夜、会員のA子さんが「背骨コンディショニングインストラクター」なる方を連れてきてくれた。。余り聞きなれない名称だが、スポーツインストラクションの専門家らしい。とにかく背骨の状態を診て、施術してくださるという。これは楽しみ。 まずは椅子に座って背骨の触診。「い

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権利の寝心地

 12月が半分過ぎた。このどさくさのなかで選挙も済んだ。予想通りの結果と予想通りの投票率。「投票したって何も変わらない」「どうせ組織票のあるところが勝つ、 一票を投じてもむなしいだけ」今日の新聞に載っている棄権者の声である。 むなしさもマンネリ化してしまえばそれが

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ポスト健&文太ジェンダー症候群

 この間健さんの訃報を聞いたかと思ったら今日は文太さん。今年も終わろうというときに続きますねえ。 このところ健さんの追悼映画が相次いで放映されているが、その一つ「幸せの黄色いハンカチ」を久しぶりにみた。特に好きな映画というわけじゃじゃないけど、武田鉄矢と桃井かおりの

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言い訳メールじゃないけれど

 軒下ショップ「恵小箱」のオープンから早や10日。だが、他になんだかんだの仕事が入って思うように開けられない。 おまけに昨日は放大大学院の面接試験で幕張まで行ってきた。結構厳しく研究計画書について質問され、余りうまく答えられずにちょっとへこんだ気分。受かると思ってなか