カウンセラーかなりんの遊々随想

三寒四温

 今日も白楽帰りです。夜更けの風は身にしみるように冷たく、空には冴え冴えと輝く満月。闇の中で寒さに震える桜が白く浮き上がり、足踏みする春をじっと待っているような・・・。 開店の準備は着々と進んではいるものの、思いがけない事態が起きたり、予想以上に手間のかかることがあ

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カウントダウン

 いよいよドーナツカフェのオープン準備が、秒読み状態になってきました。今日もついさっき白楽から帰宅したところです。 どんなに小さな店でも、いざ開くとなると、こんなにも大変なんだと思い知る日々ですが、皆で力を合わせて一つ一つクリアしながら着実に形になっていくプロセスは、

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縁あって白楽

 今春CSNがオープンするドーナツカフェの店名は「縁(えにし)」。これまで全く知らなかった白楽という街に一目惚れし、プロポーズはしたものの、待たされることしばし。競争相手も結構あったらしいので、もしかしたらだめかな、と諦めかけていたところへ飛び込んできた色よい返事。まさに

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「連帯」と「ネットワーク」

 先日来ボーヴォワールの「他人の血」(新潮文庫)を読んでいたら、「連帯」という言葉が随所に出てきて、この言葉を繰り返し口にしていた若き日々をまたもや思い出しては感慨に耽ってしまったかなりんです。 そういえば去年の「木村周先生特別講義」のなかで、先生も口にされ、そのときに

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「世の中」というもの

 先週の金曜日に「食品衛生責任者」の講習を受けてきました。東京会場は今年度一杯満員だというので、埼玉県に申し込みました。浦和駅から徒歩15分、「埼玉県食品衛生協会」なる古い4階建てのビルの会議室に、朝の10時から午後5時まで缶詰状態。60名の定員一杯の会場には、様々な年齢

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「制服」今昔

 ドーナツカフェの開店が決まり、準備に拍車がかかってきました。関係諸機関への許認可申請やら、備品の整備やら、メニューの開発やら、やらなければならないことが山積み。店で着用する制服の選定もその一つです。 事務局のnekoちゃんが、方々へカタログを請求して分厚いのが何冊も

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味つけは「かもめ」風

 少し古い話になりますが、「かもめ食堂」という映画がありました。結構評判になったのでご覧になった方もいらっしゃるかと思います。私はワウワウで放映したのをビデオに撮って2年くらい前に観ました。 主演の3女優がかもし出すちょっと風変わりな雰囲気と、おいしそうな料理の場面が沢

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「自己愛酒場」─返歌forSOMEBODY

 人がこの世に生まれたときには誰もが母親のお乳の味しか知らなかったはず。今のんだらおいしいんだろうか。でもあの頃は、誰にとってもこの上なくおいしかったんだろうね。 その乳の味を求めて人は「ジンセイ」という街を彷徨い、何軒もの酒場に足を向ける。 そこで供される酒の味は

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青春ノスタルジー

 シモーヌ・ド・ボーヴォワール著「招かれた女」上下巻を昨晩読了。実に30余年ぶり。数回目の再読でした。 この本は何年か前に無性に読みたくなって、本棚を捜したのですが見当たらず、仕方がないので買いに行った本屋で絶版になっていることを知りました。がっかりして、例のいつもCSN

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それでもハッピーバースディー

 今日は我が家の老犬サンタの誕生日。何と17歳になりました。人間の17歳は思春期の真っ盛りですが、犬の場合は悠に90歳を超えていると思われます。昨今はどうも犬の寿命が延びる傾向にあるらしく、20歳近くまで生きる例が珍しくないのだとか。環境やペットフードのせいらしいけど、犬