カウンセラーかなりんの遊々随想

980円の暖房

 11月も今日で終わり。少しずつ寒さが増してくる今日この頃。本格的な冬がすぐそこに迫っている。 何せ去年から今年にかけての冬は寒かった。我が家のメイン暖房はガスファンヒーター。冬季は殆ど一日中つけっ放し。だけど隙間だらけの古い家はなかなか暖まらない。ピーク時の一か月

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星を見たねずみ女房

 放大大学院の「臨床心理学特論」放送授業は回を重ねて中盤を迎えたところだが、このところなかなか面白い講義が続いている。先日は「ライフサイクル論─成人期」のところで、担当の滝口俊子教授が、ルーマー・ゴッテンという人が書いた「ねずみ女房」という児童書の話をした。 これが、

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知るほど怖い「脚本」

 今年の1月から始まったTA(交流分析)の講座が終盤を迎えている。今期のテーマは「脚本分析」。初めの頃はなかなか理解が進まなかった「脚本」という概念が、やっと皆の中に取り込まれつつある。いやぁ、めでたい。 知れば知るほど、「知らないで生きる」ことの怖さが痛感される「脚

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何をどうしてどうするのか? 「困窮者自立支援法」

 「困窮者自立支援法」なる法律が平成27年度から施行されるという。平成24年に成立した社会保障制度改革推進法からの流れで、生活保護制度に過度に依存している社会保障制度を見直そうという動きが強まり、厚労省の社会保障審議会「生活困窮者の生活支援の在り方に関する特別部会」が

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刺激的な放送授業

 放大大学院の放送授業が粛々と進んでいる。以前にも書いたように、今は放送日当日に視聴しなくてもネット配信で好きな時に好きなだけ聴けるのだが、そうなるとBDの録画リストみたいに知らぬ間にたまってしまっちゃうんじゃないかと危惧し、できるだけオンタイムでラジオを聴くようにし

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サクセスフルエイジング

 サクセスフル(successful)とは、「成功した」とか「好結果の」という意味である。エイジング(aging)は、「年をとる」こと。つまり、「首尾よく年をとる」という感じであろうか。日本では、「幸福な老い」とか、「満ち足りた老年」などと訳されているようだ。 社会心理

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支援を呼ぶバッグ

 CSNが応援しているデザイナー、三浦恵さんのバッグが今週初めから開催された渋谷ヒカリエの展示会に出品されている。何人かの若手デザイナーの作品を一同に集めて展示販売するイベントで、三浦さんはTシャツ糸で編んだ大小のバッグやコースターなどを出している。 並んでいるのを見る

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「EB」なんてこわくない!

 あっという間にめっきり涼しくなった。そして今年も残すところ3か月、何となく気忙しさが忍び寄ってくるようだ。 そんな中、今月の1日から放大院の放送授業が始まり、慌ててラジオの録音態勢を整えたのだが、今はインターネット配信というのがあって、サイトに入ってみたらすべての科

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「人生の正午」と厄年

 この9月から放大大学院「臨床心理学科」の選科生になった。「臨床心理学特論」という分厚いテキストが届いたので、今せっせと読んでいる。今日は「ライフサイクル論」を読んだ。 「ライフサイクル」といえば、すぐ思い浮かぶのは、エリクソン,E.H.である。かの「アイデンティティ