カウンセラーかなりんの遊々随想

Mさんからのメール

 時折メールでやりとりをしているMさんから、先日こんな質問がありました。「かなりんさんはどうしてカウンセラーをしているのですか?」そのメールには「唐突ですが」というタイトルがついていましたが、確かにいきなり聞かれてもそう簡単に答えられそうもないので、ちょっと戸惑ってしま

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その人の杖

 いや~、なかなか衝撃的な講演でした。「聖蹟桜ヶ丘」なんて東京のはずれの、余りなじみのないところで、しかも大学との共催とはいえ、公民館が開催する講座でこんな聴き応えのある講演に出くわすなんて感激です。オフにの時間をつぶしてまではるばる出かけて行った甲斐があるというもので

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タレント音痴

 昨晩CSNのメンバーが集まって暑気払いの飲み会をしました。楽しかったです! そこで少し離れた男Nが盛んに「マナブ、マナブ」と行っているのが耳に入ったので、あらまあ、珍しく前向きなご発言!と、思わず「何を勉強するの?」と尋ねれば、そういうことではなくて、近頃事件を起こし

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肝心なこと

 先月の末に近所の酒屋さんが閉店しました。私が子どもの頃から、かれこれ半世紀以上も商売をしていたお店です。この前通りかかったら、閉められた店の戸に「この度諸事情により閉店することになりました。長い間のご愛顧ありがとうございました」と書かれた貼り紙がしてありました。突然

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それぞれの出発

 昨日A子さんのブログにもありましたが、「木村周先生特別講義」を開催し、主催者として感じるところが多くありました。(NPO活動カレンダーにもアップしましたのでご覧ください) 現在の労働環境が日に日に厳しさを増しているのは、相談内容からも痛感するところですが、そのなかで

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その河を漕いでいけ!

 昔私の敬愛する野坂昭如センセイが歌っていた「黒の舟歌」という曲があります。その歌詞に「男と女の間には 深くて暗い河がある」というフレーズがありますが、「深くて暗い河」があるのは、何も「男と女の間」だけではないようです。 「親と子の間」、「金持ちと貧乏人の間」、「資本家

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夏ウツ

 今日は真夏の暑さですね。こんな風に段々暑くなってくると、もう気持ちはユウウツになっていくばかり。 そんな浮き立たぬ気分を助長するかのように、事務所のPCからシーサーのブログにアクセスできないというアクシデントが発生。汗だくで1時間余りも格闘した挙句に、仕方がないので

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今日は「半安息日」

 先週から引き込んだ風邪がどうも抜けきらずに、身体の芯が何だかだるくて今一つはっきりしません。こんな日はなにもしないで寝て暮らしたいと思うのですが、なかなかそうもいきませんね。 昨日の日経の文化欄に宇野邦一氏が「安息日には」と題したエッセイを寄せていましたが、ユダヤ教の

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私の中のローラ

 もう本当に何十年も前のことになりますが、私の卒論は「テネシー・ウィリアムズ」でした。1940~50年代に活躍したアメリカの著名な劇作家ですね。 同性愛者として知られる彼は、晩年アルコールに溺れ、1983年にボトルキャップをのどに詰まらせて変死を遂げています。1979

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上野の森のネオテニー

 先週半ばにたまたま上野に行くことがあり、ついでに上野の森美術館に寄って来ました。以前日経で紹介されていた美術展が開催されていることを思い出したからです。 上野も久しぶりなら、美術館などなお久しぶり、夕方からの入館でしたが、閉館までゆっくりと鑑賞することができました。