カウンセラーかなりんの遊々随想

池袋夏の陣

 昨年の4月から1年10ヶ月のカリキュラムで受講中の社会福祉士養成通信講座もいよいよ大詰め、講座3回目にして最後のスクーリングが明日から2日間行われる。 これまでに提出したレポートは何と29本、それもあと3本を残すのみ。やっと先が見えてきたかなってところだけど、いやい

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老いて気力に如くものなし

 大腿骨骨折で入院中の92歳の伯母が驚異の回復力を見せている。もう自力で身体を起こし、車椅子に乗り換えて食事をしたり、リハビリ室に行ったりしている。昨日は介護士さんに付き添ってもらってシャワーを浴びたという。 数日前担当の医師から説明があり、自分が望むほどは病院にい

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予測不能な出来事

 縁も閉め、フーちゃんも死んで、苦手な夏に士気も上がらず、もうしばらくはボーっとしていようとでれでれ生活を決め込んだ途端、アメリカ橋の伯母が部屋の中で転んで脚を骨折した。 快活な気性とはいえ、何せもう90歳を超えての一人暮らし。こんなことが起こってもおかしくはない。幸

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七夕過ぎて盆が来て

 振り払っても振り払っても纏わりついてくるねっとりした暑さに気分はどんどん気味。フータがいない、というか犬のいない初めての夏である。  今東京はお盆だ。我が家ではフーちゃんの新盆。わけあってブログには書きそびれたが、フータは6月末に脳の発作で突然に逝った。ぽっかり

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夏のホームビストロ

 縁が閉店して引越しも終え、一段落ついた。次に入る人が決まっていたので、備品や器具などのうち、かなりのものを置いてきたのだが、「これだけは」という感じでしっかり持ってきたものがある。レンジとコーヒーマシンである。 レンジといっても、これがただのレンジじゃない。蒸し物、

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ウツに願いを!

 何かもう一つ気分が晴れないのは、このところ続く暑さのせいだろうか。夏の入り口にはいつもこんな気分になる。 折りしも今日は文月初日。七夕を楽しみにしたのも遠い昔のことだ。今は願い事など何もない。 と書いたところで生協の配達がきた。カタログの表紙に載っているおいしそう

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大勢に吼えろ!

 「亡ぶなら核のもとにてわれ死なむ人智はそこに暗くこごれば」  「原子炉の火ともしごろを魔女ひとり膝に抑へてたのしむわれは」 「原発はむしろ被害者、ではないか小さな声で弁護してみた」3首とも短歌界の巨匠岡井隆氏の歌である。最後の句は震災後の4月11日、日経の随筆欄に掲載さ

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「縁(ENISHI)」閉店

 この一週間、小川のせせらぎに揺られている笹舟に乗っているような心地で過ごした。長かった一年の航海から港に戻り、ひとまず船をビットにつないで停泊。ほっとしたような、しないような。 船は乗組員がいなければ動かない、ということを思い知らされたこの一年。それでも残った数少ない

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鷗は鷗、亀は亀

 実はついさっきまでパソコンがダウンしていた。今週はそれをいい口実にブログをさぼろうかと思っていたら、直前に直ってしまった。 まあ、ずっと壊れっぱなしにしておくわけにもいかないので、喜ばしいことではあるのだけれど、解放感が一気にしぼむのも事実である。 ほんの4~5日の

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悪党の目

 一昨日は川崎の「介護ヘルパー2級養成講座」で講義を担当、グループワークもして、帰りにその勢いでアメリカ橋の伯母の家に寄った。92歳の伯母は、元気にひとり暮らしをしているが、耳が遠いので大きな声で喋らなくちゃならない。こちらも元気がいるのである。 伯母は夕食を終えてTV