カウンセラーかなりんの遊々随想

依存の代替

 禁煙してから昨日で丸2年が経った。もう殆ど吸いたいと思うことはないし、傍らで人が喫煙していても平気である。 ところが一昨日と昨日、たて続けに煙草を吸う夢を見た。どちらもレストランらしき場所で、「ここは禁煙だろうに」と思いつつしっかりと煙を味わっていた。何だかすごくおいしかった。

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怒涛の正月

 年が明けてはや半月、正月休みは疾風の如く過ぎ去った。今年は4日が月曜日だったから、3が日が終わったらもう仕事始めという向きも多かったのではなかろうか。 かく言う私も4日には渋谷区の新年会に出席した。若い区長になったのだから出席者も若返るかと思いきや、さにあらず、右も左も高齢者の

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怒涛の年末

 年末にはいつも何かが起きる。ある年はパソコンが壊れ、ある年はHPのリニューアルが終わらず、ある年は給湯器が故障した。 今年は特に何事かがあったわけではない。わけではないが、何だか無茶苦茶忙しかった。年賀状も書かぬうちあっという間に押し詰まり、毎日何かしらの仕事が入り、ほっとする

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年年歳歳忙相似たり

 はてさてうかうかとブログも書かずにいるうちに、世はもはや師走に突入。気がつけば誕生日も間もなくで、望みもせぬのに年をとる。とかくこの世はせわしない。 精神保健福祉士の規定レポートを終え、日曜日毎の試験対策講座と模試も終了。あとは来年の本番を待つばかり…とそう悠長なことも言ってい

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素晴らしきタンデムライフ

 つい先頃、50㏄原付バイクを125㏄に買い換えた。それ以来、折があればタンデム走行を楽しんでいる。渋谷、新宿から浅草橋など、手続きや買い物や通院にちょっと後ろに乗っかって走るのは誠に便利&快適。スクーター型なので荷物も結構運べるし、乗り心地も頗るよい。 もとはと言えば、恵比寿界

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「偏向」の魅力

 この夏に行われた放送大学の単位認定試験問題が物議を醸しているらしい。科目は「日本美術史」講師は東大教授の佐藤康宏客員教授。その問題は画家が戦前・戦中に弾圧されたり、逆に戦争に協力したりした歴史に関する解説の文章から、画家名の誤りを見つける問題だという。  「問題視されたのは問題

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「自己分析」再考

「自己分析」という言葉はよく聞かれる。CSNでも「自己分析とコミュニケーション」と題する講座を開催していたこともあった。進学や就職などの進路決定にも自己を分析して臨むことは必須と言われている。 いかに行動するかを決定するためには自分を知らなければならない。しかし自分については、知

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若き福祉人からのエンパワメント

 昨日の朝、起き端のボーっとしたモードで新聞を繰っていたら、突然見知っている顔に出会ってびっくり。このところ何度か渋谷区のホームレス支援プロジェクトでお会いしている駒崎弘樹さんであった。 数日前から日経朝刊の1面に連載中の「働き方Next」と題する特集で、それに関連するコメンテー

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日常の崩壊はビルドで防げ!

 芥川賞の2作を読んだ。今回は又吉直樹氏の『火花』が何かと話題だが、私はどちらかというと羽田圭介氏の『スクラップ・アンド・ビルド』の方を面白く読んだ。 生きる気力をなくし寝たきり同然になっている祖父が、口癖のように言う「死にたい…」という言葉を、介護をしている孫が至れりつくセリの

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虫愛ずる婆さん

 この暑さのせいかは定かではないが、今年は心なしか虫が多い。毎晩のように勾玉色のカナブンがトイレの窓から入ってくるし、大きな蛾や茶色のコオロギ、瑠璃色をした小さな虫(ルリハムシというらしい)や、大小のクモ、もちろんゴキブリも闊歩している。コバエや蚊も多いみたい。 去年は夫が散歩の