カウンセラーかなりんの遊々随想

「山月記」を越えて

  最近の相談にこんな事例がありました。地方都市出身の30代の男性。大学を卒業後2~3年毎に転職を重ね、いつも何か飽き足らずに仕事をするのがいやになってしまう。最近何社目かの会社を辞めたのだが、自分が何をしたいのかがどうしてもはっきりとつかめない。アルバイトをしながら毎日

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想像は体験に如かず

 行ってきました、福生の合宿研修(こちらを参照)。帰宅して一日をおいた今日になっても、まだ余韻さめやらぬ気分でこれを書いています。この実感を言葉にするためには、もう少し時間が欲しいような気もするのですが、今日はとりあえず体験記録風にまとめてみようと思います。 初日の10

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「正解」はないけれど…

 昨日は福生の青少年自立援助センターで文化祭をやるというので、CSNメンバーとともに遊びに行ってきました。 ここは、現在私と男Nが東京都の青少年支援事業の一つである「訪問支援員養成講座」(こちらを参照)を受けているところです。第1回目の講座の折に今日の案内があり、かの

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「メッセージ」よ再び!

 昨日のブログでA子さんが残念がっていましたが、先週末の土日は、NPO事業サポートセンター主催の「NPOまつり2008」に参加しました。その様子は「NPO活動カレンダー」にアップしておりますのでご覧ください。 会場の代々木公園には野外ステージがあり、そこでは音楽関係の

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「見かけ」と「準拠枠」

 ここのところ、ロスの獄中でかの三浦和義氏が自殺したという話題がメディアを賑わしています。今日の新聞には、会見したロス市警の捜査官の「特に変わったところは見られなかった」という発言が載っていました。 凶悪事件を引き起こした犯人に対して、近所の人や同級生などが「とてもそ

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ココロのスペース

 以前のブログで「ココロのおウチ」について書いたこと(こちら)がありましたが、今日はその「おウチ」のスペースについて考えてみようと思います。 よく「あの人は心が広い」とか、「そんな心の狭いことでどうする」とか言われますが、前者は「寛大でおおらか」、後者は「窮屈で頑固」と

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現実と情熱のあいだ

 秋の風も爽やかな先週末、私ははるばる奥多摩方面まで出かけました。新宿から乗った電車も“ホリディー快速奥多摩3号”早朝の車内はハイキングに出かけるらしい家族連れなどの姿もちらほら。 このまま奥多摩まで行っちゃいたいような気分を払いのけ、途中から乗ってきた男Nとともに降り

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君の行く道は…

 我がCSNきってのイラストレーターの使い手、事務ボランティアnekoちゃんの奮闘で、うっとりするほど美しく刷り上ってきた会報。 しかしいつまでも眺めているわけにもいかず、ただ今会報第4号発送作業真っ只中で大忙しのかなりんです。 そんな慌しいここ数日ですが、先週の土曜日

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ヘーゲルはお好き?

 このところめっきり秋めいてきました。かなりんお待ちかね、食欲の秋です。そしてまた、活字中毒のかなりんには垂涎の季節、読書の秋でもあります。 そんな季節を迎えるにふさわしく、知的好奇心溢れる我がCSNメンバーが集まってかねてより企画していた「哲学を読む会」の第1回目

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頑張れ!ディスティミア

  少し前のことになりますが、日経に、最近若い世代に見られるという、新型の抑うつ症状についての記事が掲載されていて興味深く読みました。 「ディスティミア」という余り聞きなれぬ名称なんですが、典型的なうつ病との違いは、「自分の好きなことは何とか楽しめることもある」というと