カウンセラーかなりんの遊々随想

こころのゴミを減らすには

 一昨日は近郊某市のボランティアセンターで講座。同センターで行われている「高齢者電話訪問事業」に携わる相談ボランティアさん方への研修講座である。この講座、毎年お正月明けに開かれるので、ここ十数年出張の初仕事となっている。 担当メンバーはほゞ変わらず、講師も変わらずなの

カウンセラーかなりんの遊々随想

ニューイヤーズブルー

 皆さま、明けましておめでとうございます。今年もよろしく…なんて言ってる間に3が日が過ぎ、オフタイムもあと僅か。そろそろ仕事モードに切り替えなくちゃね。 さて今年のお正月は、年末年始に撮りためたTV番組をまとめてだらだらと観たのだが、それが殆ど夫に頼まれて録画した「相

カウンセラーかなりんの遊々随想

‘Tommorow is another day!’

 いよいよ年も押し詰まり、今年もあと3日。毎年この時期やること満載。そこで毎日動き回る。 手帳買った。 カレンダー買った。 放大の学生証も作りに行った。 栗きんとんに使う栗買った。 烏賊人参のスルメ買った。 シクラメンの鉢植え買った。 賀状出した。 請求書出し

七色仮面の告白日記

Raining

今年は例年に増して、月日の速さを実感する年だった。それだけ充実していたのか、それとも時の流れに追いつこうとしていただけのことか。ともあれ年初めの転勤&退職劇から、CSNでの活動や各講座、そして再び企業就労と目まぐるしく、並行して、プライベートでゲイとの関わりも多かった

カウンセラーかなりんの遊々随想

「スキーマ」あるいは「脚本」あるいは「リビドー」

 「スキーマ」とは、認知行動療法の重要概念の一つで、その人のこころの深層に根深く存在する偏った信念のようなものであり、「中核信念」とも呼ばれている。放大大学院のテキスト「臨床心理学特論」では、スキーマについて以下のように概説している。 「スキーマはその人の基本的な人生

七色仮面の告白日記

乾いた胸、溜め息で潤し

帰宅後の楽しみのひとつに、20年以上前のドラマを観ることがある。当時は嫌いで見なかったのに、今になって見てみると案外充実感がある。現役で活躍中の俳優陣の、若く美しく凛々しい当時の姿にタメ息が出たり、セリフひとつひとつの言い回しに、乾いた胸がしっとりするのだ。特に大

カウンセラーかなりんの遊々随想

アクティング・アウト

 アクティング・アウトとは、精神分析の用語で心理治療中に生ずるクライアントの心的抵抗や葛藤が治療場面の外での行動となって表れることで、「行動化」と訳される。無意識にある真実の欲求を暴かれまいとするクライアントの「治療抵抗」の一つとされている。 カウンセリングの無断キャン

七色仮面の告白日記

ゲイにも忍び寄りつつあること

先日、ゲイバーのKさんが年末企画について話をした。それはアルバイトで働いていたときのママMさんを一日限定で復帰させるというもの。お客さんからMさんに会いたいという要望が強かったことと、少しでもお客さんの入りにつながればという商売心もあったようだ。でもこの企画には賛否があ

カウンセラーかなりんの遊々随想

「困窮者自立支援法」成立

 昨日の夜は、ランスタッド社で「就労支援勉強会」があった。そして奇しくもその5時間ほど前に「困窮者自立支援法」が成立した。と同時に「改正生活保護法」も成立した。「秘密保護法」の騒動に紛れて、あっさりと可決された。 いかなる法律であろうと賛否両論がある。秘密保護法ばりに